精力増強の基礎知識

バイアグラは、
世界で最初に作られたＥＤ（勃起障害）治療薬として脚光を浴びました。

性欲剤と勘違いされたり、間違った使用法により、
強い副作用だけが強調されて報道されたりもしましたが、
現在では社会的認知を得て、ＥＤ（インポテンツ）治療薬として浸透しました。

男性の勃起を妨げる酵素の働きを弱めることで、男性機能を高める薬です。

男性は性的に興奮すると、
サイクリックＧＭＰという物質が分泌され、血液が大量に海綿体に流れ込みます。
その結果、勃起が起こります。

一方、勃起したままでは困るので、ＰＤＥ５という物質が分泌され勃起を抑制します。
バイアグラは、このＰＤＥ５物質の分泌を抑えることにより、勃起を維持させます。

刺激に対して反応しやすくなる薬ですから、勃起したままになるのではありません。

性的刺激がないと勃起しません。

　（ここは、かなりのかたが勘違いされているようです）



バイアグラは精力剤ではありません。

ペニスの陰茎海綿体に直接作用するものなので、
性感には影響がなく、精力が強くなるというものではありません。

バイアグラは、勃起力を高め、持続させる効果がある薬であって、
精力増強剤ではないのです。



臨床実験では、約３割の男性に効果が見られなかったことと、
心臓に疾患のある人の場合、血圧が下がり死亡するケースも報告されています。

バイアグラは、すべての人に有効とはいえないようです。

初期に騒がれた強い副作用も
使用方法の間違いや医師の判断によらずに飲んだことが原因で起きました。

今では、顔のほてりや動悸(どうき)・頭痛などが報告されているだけです。

服用後 30〜60分で効きはじめ、効果は 3時間ほど持続します。

（ただし、性的刺激がないと勃起しません）

早漏で勃起力をじゅうぶんに維持できないかたも効果が期待できます。



バイアグラを服用すると、顔のほてりが、わりに多くみられます。
その他、副作用では頭痛、胸やけ、色覚変化などが、ときどき報告されますが、
どれも一時的なものです。

ニトログリセリン（心臓発作の薬）との併用は過度の血圧低下をまねくため
バイアグラの服用はできません。

初めてバイアグラを服用する場合は、
空腹時に一人で飲んで勃起効果を前もって体験しておくのもいいですね。

そうすれば、
バイアグラの勃起効果を確認したうえで自信をもって のぞめますから。。。

とはいえ、
バイアグラは治療を目的とした医薬品ですので、

・服用の際は医師の処方にもとづいて使用してください。
・医師の処方が必要な薬ですので、
　効果があるからといって他人に譲渡・販売などはおこなわないでください。



バイアグラは、
自己判断で服用されますと危険な場合がありますが、
医師から薬の作用や注意を聞いて処方を受ければ安心してご使用になれます。



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